
さいたまスーパーアリーナの「けやきひろば」で開催されるこのイベントは、コロナ過で一時中止になったものの、春と秋の2回あるイベントだ。
日本最大級と謳うだけあって毎年盛り上がる。
今年の参加ブルワーは49店もあった。
ちょっと所用を済ませてから平日の12:30頃に到着したところ超激混。何処から人が湧いているんだかという状況。もの凄い出遅れ感でスタンディング席にも関わらず、何処も空いていない。
10分くらいグルグルと探して、やっと席を外された方を見かけたので、すかさず確保する。
このイベントは公式にグラウラー対応店が半分くらいある。
なのでマニアはグラウラーの持ち込み必須だ。
いつもの通りミネラルウォーターとグラウラーで席確保をする。
最近は似たような方も多く、自分も愛用しているREVOMAXの遭遇率が結構高い。遠くからでも目印になって良いのだが、色がかぶるようになってきた。ちなみにギャラクシーシルバー。標準の黒からカラーキャップ(栓のカスタマイズ)へ変更しようか悩み中。

先日の農大ビアフェスよりは並ばないのだが、どこも長蛇の列。
とりあえず有名所は避けて、初めてのブルワリー「麦雑穀工房マイクロブルワリー」からスタート。チェックはしていたものの開店場所が良くないのか誰も並んでいないのと、小川町セットの豚かしらが気になって仕方が無かったからだ。セットで買うと100円お得。

まずはラガーの2番から。通常より軽い感じで飲みやすい。これといった特徴に少々薄いのだが夏の暑い季節の最初の一杯目に良さそうなテイストだ。そして1番のフラッグシップの雑穀ヴァイツェン。通常のヴァイツェンと違い複雑な香りとテイスト。たぶんこれが雑穀なのだろう。たしかにヴァイツェンなのだが、少々カテゴリーが違うビールにも感じる。
個人的に一番のお気に入りは、4番の「Cereal Ippai Ale」
Ippaiってなんだよ。家に帰って確認するまでImperialだと思い込んでいた。カテゴリとしてはHazy IPAだ。
IPAにしては苦味は控えめな感じ。どちらかというと甘みを感じる。独特のバニラの香りが華やかで一口飲む度に鼻に抜ける。バニラの奥に違う香りを感じるのだが、表現が難しい。ただ今までのビールの中でも唯一無二な感じで面白い。
セットだけあって、どれも豚かしらとの相性は抜群だった。
辛味噌だけでもいける。

このイベントで異彩を放っていたのがエルディンガー
ここだけオクトーバーフェスト。ただオクトーバーフェストよりちょっぴり安めな感じ。
そして何よりビアカクテルが勢揃い。オクトーバーフェストだと暴挙と言われそうなラインナップ。見たことが無い。ちょっと気になって仕方がなかったが、今回はスルー。

色々知らないブルワリーを回ったのだが、今回の一番のアタリは「スモーククラフト」のオフピート。
「常識を覆す最新作」の記載通り、今まで飲んだことが無い新感覚のビール。
ビールの奥にかすかにウイスキーを感じるのだ。非常にスモーキー。ウイスキーのチェイサーとしてビールを飲んでもこの味は出せない。

色も琥珀色をしていて、ウイスキーっぽい。
スモーキーな香りと独特なテイストが複雑に絡み合って、とてもおいしい。なんとなくパウエルクワックをスモーキーにしたようなイメージを持った。
アイラウイスキーとの記載があったのだが、独特のヨード香は全く感じ無い。どちらかというとハイランドウイスキーに感じた。少なくもバーボンでは無い。
ちょっと詳しく聞いてみたのだが、ピートは埼玉県産というところまでしか教えられないとのことだ。
そして直営のお店は無いし、グラウラー対応もしていない。
お持ち帰りもできないので、お店を探すかフェスを探さないと味わえない。
ちょっと貴重なビールだ。
どこかのクラフトビール専門店でリクエストしてみようかしら。そんなビールだった。
ちなみにファラオも頂いたのだが、オフピートの前には霞むね。逆で頂けば良かった。

ラストはおみやげに「南信州ビール」のCASKIPA。
どれも一律の価格なのが嬉しい。この手のフェスの量り売りだと意外と料金は適当。量が違うので決まっていない感じ。
ちなみに持ち込んだのはREVOMAX 20oz(592ml)だったので、ラージの900円にちょい増しで1000円の値付け。ちょっとお得な価格。
ベロベロのまま自宅に帰ったわけだが、このビールのアルコールは9%。
ゆっくりとウッディーな香りを楽しんだのだが、気がついたら寝てしまっていたよ。。。
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