そういえば今年はビアガーデンに行ってないということで、十数年ぶりに信濃町駅に近い「森のビアガーデン」に訪れてみた。
まるでキリンビールが運営しているようなビアガーデンなのだが、実際はロイヤルホールディングスが行っている。傘下にロイヤルホスト、天丼のてんやピザのシェーキーズなんかがある会社だ。
20年位前に、キリンビール子会社のキリンダイニングをロイヤルホールディングスが子会社化したりして、両者は関係が深い。
そのためか傘下店舗のビールは全てキリンビールなのである。

入口に入ると40周年記念のパネルが迎えてくれる。歴史が長い。

折角なので今回は40回開催記念プランを選択してみた。スタンダードプランにクラフトビール飲み放題とシーフードが追加されたプラン。
クラフトビールと言っても「スプリングバレー」だ。
最近、営業戦略を見直したらしくキリンを全面に押し出さなくなった。缶ビールのデザインも変わったのだが、何も変わっていないので大手ビールメーカーが作る自称クラフトビールの評価は変わらない。
うーん。なんだか値上がりが激しい気が。。。
スタンダードプランに相当するものが、ちょっと前まで4,000円位で女性はさらに1割引位の価格だったような。。。
原材料の値上がりで仕方が無いとはいえ、気軽に立ち寄れるような金額じゃなくなってきた。このままだと50回開催記念プランは1万円を超えてきそうだ。
こちらのシステムは専用レーンで前払である。
支払うと席に案内される。フードの追加注文はQRコードから。食べ放題なので追加料金も発生しない。食べたら勝手に出て行くだけの合理的なシステム。

ビールは飲み放題だが、完全セルフサービス。
「キリン魔法のジョッキ」が用意される。たしか10年位に缶ビールのおまけとして購入できた。
このジョッキの特徴は、超上底だ。そして縁が厚い。
見かけは大瓶一本入りそうなサイズなのだが、実際は350ml位しか入らない。
これは真空断熱のためで、当時は注いでから2時間冷たさをキープという謳い文句だった。
中は空洞なので、同サイズのガラス製ジョッキよりは軽い。

早速、ビールを注ぎに行く。
なんとなく「ハートランド」でスタート。意外と置いてあるところが少ないんだよね。
戻ってくると、肉が並んでいた。
思ったより大迫力の量。
バーベキューの開始。
ここの鉄板はもの凄く熱い。肉を置くと一瞬で焼けてしまう。ちょっと気を抜くとすぐに焦げるのだ。
焼けている間に「ちょっとビールを注いでこよう!」とかは実質出来ない。
戻ってくる頃には、炭になっているだろう。その位の火力だ。
気温も暑いし鉄板も熱い。外なので汗だくである。
ジョッキの性能は大変すばらしい。この鉄板の熱さも全然通さない。冷え冷えを保っている。
まぁ10分もすれば空になるペースだったけど。。。

スプリングバレーももちろんいただいた。
ちょっと謎なのが、このビールサーバーだ。1台で4タップが付いている。
まだ左右はわかるけど、上下はどういうシチュエーションで使うのだ?
しかも機械同士の配置間隔が狭い。
仲間内なら良いけど、知らない人同士だと殺伐とした雰囲気になりそうな配置である。
2時間制でラストオーダーは30分前。意外と忙しい。
最後にアイスキャンディを食べたかったのだが、時間切れになっていた。
肉は若干脂身が多いかな?
油を引かないのに、最後に鉄板は油まみれになるほどだった。
そのためか老兵にはかなり重い。思ったより食べられなかった。
酔う前にお腹いっぱいになってしまった感じだ。
完全に質より量を重視する育ち盛りの若者向け。
エプロンも用意されているけど、油はねも結構あるから、そのつもりの服装の方がよいだろう。
それにしても暑かった。ミスト噴射とか各所でしていたけど全然効かない。
もうエアコンの効いた場所で、ちょっと質の良いお肉を少々いただければ良い世代になってしまったようだ。
前に訪れた時はガンガン飲んで食べられたんだけどな。。。
恐ろしく歳を感じてしまったビアガーデンだった。
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