
5/2(金)に「EXBAR TOKYO PLUS 秋葉原」というお店がグランドオープンすると聞いて、早速開店当日に行ってみた。
「スクウェア・エニックス カフェ東京」があった場所。面白そうとは思っていたが、ちょっと価格帯が高すぎて一度も入ることはなかった。「スライム肉まん」とかたしか1個が500円だったと思う。半額でも高いよ。。。
今はランチをやっていないようだが、肉バルさま田で有名な「角煮かつ丼」は700円だったし、ちょっぴりマイナーな「とろとろポーク角煮丼」は500円だった。しかも大盛無料。
意外と秋葉原は安いお店も健在の中、強気な価格のお店だった。
おそらく1度目は行くけど、2度目の来店客は少なかったのだろう。3/31に閉店してしまったのだ。
「EXBAR TOKYO PLUS 秋葉原」は秋葉原駅の東西自由通路にある。この通路も出来て5年位だろうか?比較的新しい。電気街側とヨドバシカメラ側を繋ぐ通路だ。個人的にはヨドバシカメラに行くための専用通路のような気がしてならない。実際にかなりの人数が行くし。
人の往来が多く立地が良いため、あっという間に改装されて誕生したのが「EXBAR TOKYO PLUS 秋葉原」で「クラフトビール」と「ゲーム」をコンセプトとしたお店である。
ここ10年位でクラフトビールが流行しているのだが、最初は神田駅が中心だったと思う。そこから東京駅と秋葉原に開店する店が増えたイメージだ。
秋葉原は、かなり昔は食事をする場所も少なかったのに、今ではクラフトビール専門店を探すのにも苦労しない。

このお店のシステムは少々特殊だ。「Shall We Tap?」というプリペイドカードの購入から始まる。Suicaみたいなカードだ。といってもデポジットは取られないので、1,000円または2,000円分の購入がお勧め。必要に応じてチャージして利用する形だ。
席は自由席で早いもの勝ちである。2回目以降は「Shall We Tap?」のカードを持っていれば並ばなくて良いメリットがある。
使い方はとても簡単。飲みたいビールの前に立って、「Shall We Tap?」のカードをタッチ。タッチパネルの「BUY」をタップすると、ビールが注げるのだ。
ビールごとに単価が違い、プリペイドにチャージした金額まで注げる。もしも注いでいる途中にチャージがゼロになったら、「カスッ!」という音とともに止まる仕組みだ。そのため予算内で必ず収まるのが特徴。もちろん残っていたら次回来店時にも使えるのだが最終利用から1年間までだ。そのためなるべく使い切った方が良いし高額チャージはお勧めできない。
チャージはフロントか店内のチャージ機で行う。チャージ機は両替に対応していない。1万円札を投入すると、自動的に全額チャージされてしまう。ちゃんと注意書きが表示されるのだが、酔っていると気がつかない。ちょっと危険仕様。しかも両替機は無い。両替をしたければフロントに依頼するか、裏技で隣にあるタイトーステーションの両替機を使用する。店員さんに教えて頂いた。あとチャージした金額内でフードの購入もできる。2,000円チャージして500円分をフードに、残り1,500円分をビールに使うと言ったことも可能だ。

5/2と3は開店記念ということで30%割引と、オリジナルミネラルウオーター、乾き物の提供があった。かなりお得な日であった。
2,000円分のチャージと看板メニューの「EXBAR ホットドッグ」を注文する。計3,000円だ。
お店の中は着座席はほぼ満席。自分もそうなのだが、どこで情報を仕入れたのか謎な位だった。外国人の方もちらほらと。。。
最後の1カ所を確保する。ダーツマシンの隣。結構人気のようで意外と人がいる。
自分もちょっぴり気になっていたので、まだまだ30代の頃にどこぞの大学のミスキャンパスにそそのかされて購入したマイダーツを持って行ってみたのだが、先客は上手すぎだ。TON80(20のトリプルを3回連続で当てる。真ん中のBullより難しい)とか普通に連発していて、カウントアップで1,000点超えていた。その後にやるのは無理である。ギャラリーも多過ぎだし。

さて本題のタップマシンはこんな感じ。ちょうど人が途切れて撮影できた。
写真右側の一番奥にグラスが置いてある。ちゃんと冷蔵庫で冷やしてあり大小2種類ある。大の方が数は多いのだが。こちらのお店は小がお勧め。左側の黄色の機械がチャージ機だ。
通常だとサイズが大きい方が単価は安いのだが、ここは全く変わらない。どちらかと言うと、たくさんの種類を飲んだ方がお得感が強いだろう。

本日の目的は、このピルスナーウルケル。プレスリリースでこの名前を見ただけで訪れたようなものだ。クラフトビールか?と言われるとちょっと違うのだが、チェコの有名なビールだ。昔は自宅に必ずストックがあったのだが近くのお店で取り扱いが無くなってしまった。久しぶりの再会。
ピルスナースタイルの元祖で、日本のビールの歴史を辿ると必ずこのビールにたどり着く。そんなビールである。
このビールは専門店ともなると注ぎ方の指定ができ、ハラディンカ、シュニット、チョフタン、ミルコなど色々ある。
入れ方によって味が変わるのだけど、自分でタップ操作するのは初めてである。

まずはハラディンカ。泡を3フィンガー分注ぎ、その下に泡とビールが混ざらないようにそそぐのだ。タップを後ろに倒して。。。
って、おっとこのタップは泡モードが無い。後ろに倒せないので泡が出ないのだ。いきなりの挫折である。
仕方ないので、グラスとタップの距離を取って泡立たせることにする。その後にビールだけを注いでみた。
うーん失敗。単にハラディンカ風のウルケルだね。缶ビールの方が上手に出来る。
泡がひどい。荒いのであっというまに消える。
まぁ、これはこれで面白かったので乾杯する。
ちゃんとウルケル。まぁ及第点。

次はやっぱりウルケルのミルコ。泡だけのビールだ。できないのは分かっているけどやってみたい。
ミルコを扱ってるお店は大抵最安値で提供される。ただ泡だけなので原価で考えると最高値である。
ここは量で計算されるので、とても安価なはずである。
グラスを下に置きっぱなしにして、泡立てながら入れる。
あー、さらに失敗。単に下手くそが入れたビールになった。
たぶんミルコで入れたかったんだよね?という感じ。席に着く頃にはかなり液体に戻っている。
これはダメだ。ただ100ml位しか入っていないので200円くらい。
味は。。。
作り直しを依頼するレベル。このお店でミルコは作れない。

そんなこんなをしていると、ベルがなった。「ホットドッグ」のできあがりだ。ケチャップとマスタードは受け渡し場所のみ限定で後付け禁止。
お店は違うがオールヘビーな感じで。。。
うん、これは美味しい。ぱりっとしたソーセージの主張がすごい。ビールと良く合う。
たっぷりのケチャップとマスタードにも負けないし、アメリカンな感じだ。
多めで正解だった。ただちょっと食べにくい。。。
グラスを小に変更して、クラフトビールを頂く。
意外とグラスが小さい方が入れやすい。プロに注いで貰うのと変わらないレベルでできる。
色々試してみたが、ガス圧は総じて低め。通常の生ビールに慣れている方は注ぐのにイライラするかもしれないが、クラフトビールには最適に近い。ただ銘柄でガス圧を変えているような感じはしない。また温度はちょっぴり高めで全て同じような感じだ。これも正解なのだが銘柄によってはぬるく感じる人がいるかも。
本日は30%割引だったのでお得感が強かったが、通常価格だとそれほどでもなかった。
そのためクラフトビールに詳しい方は物足りないかも知れない。常陸野ネストが4種置いてあったが、これが目当てなら近くの直営店の方がさすがにおいしい。
クラフトビール初心者が銘柄を探すのに利用したり、2次会、3次会とかでの利用、帰宅途中にさくっと飲んで帰るのに利用するのが良いだろう。
その後チャージを3回もしてしまい、結局6,000円を使い切った。これで30%割引の価格だ。
予算内で収まると書いたが、意志の強い方限定である。今回は完全に予算オーバーなので、さすがに退店することにする。
帰りがけに無料のスペースインベーダーを楽しんでみた。酔っているためか全く当たらない。
こうなったら「名古屋撃ちだ!」とか息巻いていたら即死した。何回か試したが結局1面もクリアできなかった。下手くそすぎだったが懐かしい。皆でワイワイやるのは良いね。少々騒いでもそういうお店だし。
気持ちの良いなか、このまま帰宅しようと思ったのだが、味比べのためそのまま「常陸野ブルーイング 秋葉原」に立ち寄ることとしたのだった。
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